英会話をやろうと思った理由を教えてください。
もともとはアロマセラピーのマッサージをしていて、先生が外国の人だったので通訳の人がいたんですけど、自分で直接話がしたいと思って始めました。
それまでも旅行したり、海外に全く興味がなかったわけでもなかったので、それくらいの、趣味にもならないくらいの軽い感覚で始めようと思ったのが動機でしたね。ちょうど英会話教室を探していたら家のポストにワンナップのチラシが入っていたんです。
実は学生の時に大手英会話教室に通っていた事があったんですが、当時は45分で3人1組のグループレッスンで、始めのあいさつをすると実際の英会話レッスンは40分くらい。それだとちょっと物足りないなと思っていました。ワンナップ英会話は1レッスン50分だし、マンツーマンだし、オリジナルのテキストを作っているし、採用率が低くて先生を選ぶのも厳しいとウェブに書いてあったので良さそうだなと思いました。
それで体験レッスンを受けたんですね。
はい。当時はまだ恵比寿校ができていなかった頃だったので品川校で体験レッスンを受けました。その場で申込みはしなかったんですけど、心では通おうって決めていました。50分のレッスンが充実していたし、ポジティブにやる気にさせてくれて、帰り道が気持ち良かったです。
他の英会話教室は検討されましたか?
他のマンツーマンの英会話教室とか、カフェ英会話も見てみようかなと思っていたんですけど、実際にワンナップの体験レッスンを受けてみたらもうその必要はないなと思いました。ただ、前に通っていた英会話教室に良いイメージがなかったので、英会話教室自体には警戒していました。前の英会話には2年くらい通っていたんですけど、レッスンに行くたびに営業をされたり、講師のスキルも様々でした。グループレッスンだったので他の人のおしゃべりに時間を割かれたりして「あ~、無駄にお金使っちゃったな」ってシュンとしたり。
入会する時は、どれくらいの期間通おうか考えていましたか?
全然考えていなかったです。教育訓練給付金の使えるコースだったのですが、そのコースの回数でカタをつけようって思っていました。たぶん他に通われている人も始めから2年とかは考えていないと思うんですよね。とりあえず申し込んだコースを終わらせようって思って来ているので、自分も更新するなんてよもや思いもしなかったです(笑)
継続して学習できた理由は何だったのでしょうか?
最初の頃は「もっと上達したいな」って思ったし、「上達できるかもしれない」って思っていました。でもやってみたら思うようには上達はしなくて。普通、英会話教室に来ると、誰かが上達させてくれるんじゃないかっていう錯覚をしてしまうと思うんですよね。多くの人がそう期待してくると思うんですけど、実はそうじゃなくて、結局インプットするにもアウトプットするにも、先生は手伝ってはくれるけどやるのは自分だと思うんです。それが回数を重ねる度にわかってきたので、教えてもらうために来ているっていうよりは学び方をアドバイスしてもらったり、一緒に学んでいくっていうスタンスに変わっていったっていうのがありますかね。上達できないと思ったら来なくなると思うので、上達できそうと思えて、続けていきたいと思ったのは、そう思わせてくれる講師やスタッフがいたからだと思います。
カウンセリングで印象に残っていることはありますか?
具体的なアドバイスをしてくれたのを覚えています。「一日一個は『絶対これを言うぞ』ということを考えて来た方がいい」というのは実践していたし、最初の頃はノートにきれいに書いて復習をしていたんですけど、それが間に合わないストレスで来れなくなった時に、「とりあえず今は一個だけ絶対にレッスンで言うようにして、また時間ができた時に戻って復習をすれば良い」と言われました。また「時間がないならレッスンの前後で残って復習をすると良い」とか、「レッスン前に早めに来て勉強をして、英語に馴染む準備の時間を作ったら良い」といったことを言ってくださいました。大学院を受験をすることになった時には、塾講師の経験のあるまじめな松岡さんが「受験にはこういうテキストで読解問題をやると良い」「英語と日本語があるものが良い」って具体的にアドバイスして下さいました。
ここのアドバイザーの方は自分たちも勉強しているから、アドバイスに具体性があったのが良かったです。前の英会話教室に通っていた時も、カウンセラーの方が慰めてはくれるんですよ。「大丈夫ですよ、頑張ってますよ、伸びてますよ」って。でもそうじゃなくて、その一歩先までアドバイスをくれる。そこがすごい違う。それはアドバイザーの皆さんが勉強をしているし、共に勉強する仲間みたいな、「きついけど頑張ろうね」っていう気持ちがあるから具体的なアドバイスをしてくれるんだなって思って、それがやっぱりすごく違うと思いました。
レベルチェックの後のフィードバックでも「ここはだめ」と言うのではなくて、「良い点はここで、こうするともっと上達します。その上達をするためにはこういう方法が良いですよ」っていうことを、「普段どういう勉強をしていますか」とか、「比較級が使えていないようなので、比較級のところを注目して予習復習をしたり、HWに入れて使えるようにしましょうね」っていう話をしながら細かいところまで落とし込んでくれたのが助かったなって思っています。
アドバイザーに「仲間」という言葉を使ってくださいました。
皆さん、TOEICで900点取るために早く来てされたりしてるんですよね。アドバイザーさん同士で勉強会をしたり。あと、読み研とか講座やセミナーにも参加させて頂く中で、仲間を感じることがありました。
ブログを読んでいても、企画を考えて練りに練っている様子から人間らしさがにじみ出ているので、受付の人っているよりは、仲間感を呼び起こされますね。人間臭さにあふれている感じ。一緒に頑張っているんだなって。
あと自分も看護の中で教育に携わっているので、講座やセミナーで「これだけのきれいな資料を作るにはどれだけ削ぎ落としたものがあるのかな」って想像したり(笑)「ああ、まだ先に進もうとしているんだな、この集団は」って感じていました。恵比寿校で通い始めた時は4校ありましたけど、それでもまだもっと行こう!みたいな感じがあって、スクールの数も増えていって。全体的な仲間感がありました。
そのように思って頂けるとすごく嬉しいです。
すごく感動したことがあったんです。カウンセリングで、新人の胸にわかばマークの名札がついている子に質問をしたことがあったんですけど、その子もわからなかったんですよね。わからなくて悩んでいたんですけど、その時、彼女は曖昧にしなかったんですよ。すぐに上司を呼びに行ってくれて。その上司がなんと社長(!)だったんですけど(笑)「うーん」って考えて、「ちょっと待ってくださいね」って呼びに行ってくれたその対応もすばらしいなって思うし、社長を呼べるという上司との信頼関係もあるんだなって思いました。なかなかそういうことってできないなって。慰めてくれるだけの集団だったら「そうですね~」で終わりにできるのに、まだ慣れていない新人の子でも一緒に考えようとしてくれているのがすごく嬉しかったです。さすがだなって思いました。そういうちょっとしたことって、結構ぐっときます。
私達が逆に生徒さんにすごく助けられているなって思います。
読み研に参加した時にも、私のレベルをわかってくれたうえで、「この本が良いですよ。なぜならこの本のここにわかりやすいことが書いてあるからで、でもここまでいくと内容が面白くなくなりますよ」「自分に興味のない内容だと面白くないからお勧めしませんよ」と
か、「声を出して、このくらいの時間やると良いんじゃなですか」とか、一緒に学習プランを作ってくれたのがよかったです。
あとは、アドバイザーの方が失敗した話もしてくださったのもよかったです。「私もその本やってみたけどだめだったんですよ」とか、「体が疲れてできない時は、この日は休むって決めてしまって集中出来る時とのめりはりをつけてやっていますよ」とか。そういう話を久野さんがしてくれました。
あとは、「これってどう言うんですか」ってアドバイザーの方に聞いて、わからない時には講師に聞いてくれて「こういう風に言えますよ」って教えてくれたり、アドバイザーの”白金先輩”に質問をしてすぐに答えられなかった時に、本をコピーしておいてくれて、白金先輩がいない別の日に他のスタッフから受け取るっていうことがあって「うわ、すごいな」って。「こんなふうに一緒に伴走してくれる人がいるんだな」って安心しました。でもそれは、代わりにやってくれるのではなくて、結局やるのは私っていうそこの感じですかね。
アドバイスを実践していたんですね。
言われたことは実践するようにしていました。覚えたいフレーズを見えるところに貼った方が良いですよって言われて、英文と日本文を少し離して見えるところに貼って、日本語を見て英語を言って、英語を言って日本語を見て、っていうのをやっていました。
単語ではなくて文章で覚えた方が良いって教わって、最初は単語だけでやっていたんですけど、それだけだと覚えきれなかったから、簡単な文章にして覚えたりとかしていました。
単語は、ただの記号にしか見えなかったし、何もおもしろくないから、やり応えを感じられなかったんですよね。でも「文章にしてとにかく声に出すことは大事ですよ」と言われたので、とりあえず実践していました。
いろいろなことをされていたんですね。
そうですね。最初は本当に中学生くらいの英語力だったと思うんですよ。喋ることに関すれば特に。結果的に、最初に自分が想像していたように伸びるわけではないんですよね。最初は45度とか60度くらいの急角度で伸びると思うわけじゃないじゃないですか。でも途中で辞めちゃう人は、伸びないという事を英会話教室のせいにしちゃう。だけど、実際にやってみるとそれは自分のことで、アドバイザーの人達はそこを協力してくれる人達だっていうことがわかると、60度の角度を期待しないで一個ずつできることを増やすしかなくて、それは簡単じゃないなって。だから私は「簡単じゃない」っていうことをここで学んだ気がします。特に通う期間が長かったので。でもその「簡単じゃない」は、やがて英語だけじゃなくて自分の仕事においても、「あ、これは簡単じゃないからそれなりの準備が必要だな」っていうことを思うようになりました。
英会話教室に来て最初のコースで終わろうと思う人は、上達を期待して、それが40何レッスンでは叶わなかったらやる気を失ってしまう。そういうものがあるのではないでしょうか。
やっていく中で、いろいろと気づきがあったんですね。
モヤモヤした時の方が気づかされましたね。「できた!」という時よりは「うわぁ~、できなかった…」っていう時の方が割合としては多くて、その中で「あ、これは簡単にできることではないんだ」ということを思い知らされました。思い知らされたけど、安心してその難しいことに取り組める環境があって、「安心して困ってね。私たちがいるよ。困った時は一緒に考えよう」っていうアドバイザーさんのスタンスとか、講師が「なんだよそんなことで!」って励ましてくれるのがよかったです。セミナーだったり、アドバイザーとのカウンセリングの時間だったりに支えられていたと思います。
様々なイベントに来てくださいましたが、参加しようと思った理由は?
最初のイベントはサクラナイトで、働いているところから近かったので行ってみようと思いました。行ってみたら自分の考えている立食会ではなくて、英語の会なんだって。手の込んだ英会話のゲームとか、ネイティブと八芳園で夜桜を見るとか、「どうしたんだこの集団は。すごいな」って思いました。
サクラナイトは習い始めて間もない頃に一人で参加したんですけど面白かったので、BBQも行ってみたいなって思って行ったらそれも凄く面白かったです。生徒同士の交流もできて「自分もこういうことで困っている」とか、「レッスンのペースが危なくなってきた」とか、「なかなか上達を実感しない」っていう話ができたり。
そんな中でも英語が上手に話せる人がいるんですよね。BBQは日本人同士では日本語で話せますけど、FEEL English!はグループで英語でディスカッションをして、発表してっていうものだから、出て良かったなって思いました。人の英語を聞くとピリッとしますしね(笑) 他にも、講座でお互いの英語を聞くのもいい刺激になったなって感じました。
また、英文法講座は進め方がかっこいいなって思いながら受けていました。5文型の講座とか、前置詞の講座とか、進め方がすごく面白いなって。自分もそうやって人前で話す機会があるので、そういう風に感じてました。別に英語に集中していなかったわけじゃないんですけど(笑)
英会話を検討している人へ、何かアドバイスはありますか?
やる気が維持できるようなところを選ぶのが良いと思います。入ってみないとわからないですけど、やってみないとわからないので、とにかくやってみることが大事だと思います。
ワンナップ英会話だと、自分に合う勉強方法を考えてくれますよね。モチベーションの維持するために私に合う勉強法を提案してくれたり。だから効率的に勉強したいって思っている人にはワンナップはお勧めだなって思います。効率的に、限られた時間で、自分に合った勉強法を考えてくれて、やっていることを再評価するっていうことは一人じゃできないから。
それから長く英語学習をしないともったいないなって思いますね。ちょっとしか続けられなくてワンナップが伝わらないっていうのが一番もったいない。「英会話に行ったけど上達しなかった。それがワンナップだった」って言われるのはすごくもったいないと思います。
それぞれ事情はあるでしょうけど、辞めた後でも定期的に送られてくるメルマガで繋がっているのは良いと思います。私もワンナップを辞めた後にメルマガが来て「まだ送ってきてくれるんだ」って思い嬉しかったです。
現在は大学院に通っていらっしゃいますよね。大学院に進もうと思われた背景を教えて下さい。
大学院に行こうと思ったのは最近です。以前からもっと勉強したいとは思っていましたが、中学生レベルだった英語力が壁だったので、それを乗り越えようとは思っていませんでした。社会人になってからもう一度大学院で学ぶなんて自分とは違う世界だなと思っていました。でもワンナップで英語学習をしていく中で「もしかして」っていうのが10%から20%になって、30%になって、やってみるか!って思えるようになって。その時「何事も簡単じゃない」っていうことはここで学んでいたし、英語だけではなく何事も、勉強をして何かを習得することにおいても、簡単じゃないっていうことがわかっていたから、腹をくくってやろうって思えました。
それをアドバイザーの方に言ってみたら、まじめな彼(松岡)が、「長文を読むならこのやり方がいいですよ」って話を具体的にしてくれたんです。「○○○○っていうこの本は精読に良いですよ」って言ってくれて、それで本屋に行って探して、「これのことを言ってたんだ」って思って買いました。後になっても「長文読んでますか」「進んでいますか」っていろいろな人が声をかけてくれました。
講師にも、「勉強を始めた」っていうことを伝えたら、いろいろなバックグラウンドの方がいるからインターネットで授業を受けていた先生もいたりして「自分も仕事をしながら勉強をして、大変だったけど、楽しいよ」って言ってくれたので、「やれない」って思っていたことが、大変ではあるけど「やってみたい」と思えるようになって、勉強して、読み研に出て、精読を一個ずつやって、白金先輩と勉強して、なんとかやれました。
ワンナップ英会話に通っていなかったら、大学院を受験しようと思っていなかったですか。
絶対思っていないです。今自分の周りでも勉強はしたいけど・・・という人は多くいるんです。看護は突き詰めていく職業だから、やっぱりもうちょっと深めたいって思う時が来るんですよね。でも進学しようとすると必ず英語がついてくるから、そこにみんな足踏みして躊躇しちゃう。私がその道(大学院進学)を選んだよって言うと「えー、英語やってるの?」って言われます。ワンナップで英語を始めていなければ、大学院に進学していなかったと思います。
ワンナップで学んだことは、英語だけではなく「自分のものにするには何事も難しいけど、それに取り組むんだ」っていう覚悟みたいなものを学びました。それには時間も努力も必要だけど、やるのは自分でしょっていうことですね。
ワンナップ英会話では英語以外の事も学ばれたんですね?
そう。だから、ワンナップでそれを学ばないのはもったいない。ワンナップを英会話だけの場所にするには。英会話を身につけるために来るであれば他のスクールでもできるので、そこがワンナップに来る理由だと思います。他の生徒さんと話した時も、その方もそのように感じていると言っていました。