会話に必要な文法は中学校レベルで充分!

そうは言っても、本ッ当に英語がわからなくて
どんなに英語の量をこなしても、わからないんですけど!!!
というあなた。
その場合は確かに文法書を開くのが良いでしょう。

文法を勉強する良さは、実はココなのです。
文法を勉強すれば、量をこなさなくてもパターンを先に覚えることが出来るのです!!
通常であれば、小さい子供が何年もかかって言語を覚えます。
それは色々な単語や表現、文を大量に浴び続けた結果、言語を習得していきます。

しかし、日本で英語を勉強する場合、
そんなに大量の英語を浴び続けるのは不可能です。そういった時に文法書がものすごく役に立ちます。

・・・と、こうやって言うと、文法を勉強することに勇気が湧いてきます。(゜-゜)

さて、ではどんな文法書をやるのが良いでしょうか。

初心者であれば、中学校の英文法のテキストが一番良いです。これは本当に良いです。
何しろ、難しい単語が少ないので文法自体に集中できます。そして、中学英文法は会話でめっちゃくちゃ役に立ちます。
英文法攻略法2

これが高校英文法になると、受検の為の文法が頻出します。つまり高校英語では、一般的には会話ではあまり使わないけど、試験で足切りするためには丁度いい文法・・・というものが出てきます。

A whale is no more a fish than a horse is.
馬が魚ではないのと同様に、クジラは魚では無い。

これは、わたしが高校の文法の授業で試験の為に無理やり覚えた構文です。
しかしこんな表現、会話では99%以上の確率で使いません。

こんな文法がわからなくったって、みんな立派に生きていけます!!!

そこへ行くと、中学英語の文法は重要なものばかりです。前置詞や時制、不定詞、疑問文など、重要なものは中学でやります!
もちろん高校では関係代名詞や仮定法など、実践で使えるモノがありますが普通の日常会話をする分には中学英語で十分です。
中学英語を完璧にこなせば、ある程度の会話が本当に出来ます。
自信を持って中学英文法のテキストを買ってください。
英語を忘れてしまったという人には、高校入試用のものが良いかなと思います。
本当に一から英語がよくわからないという人は、中学1年のものからやるのが良いと思います。

文法さえやれば良い!
というわけではないので、文法の勉強はそこそこにやって下さい。リーディングも併用すれば効果が更に上がります。
何事もバランスよく。
焦らずにやってみましょう。

なんとなくわかればそれでOK!

日本人は

「わたしは生徒です。」 と
「わたしが生徒です。」

の違いがわかると思います。

これはちょうど以下の英文になります。

I am a student. と
I am the student.

あなたはこのニュアンスの違いを説明できるでしょうか?

ネイティブ講師の中には、aとtheの違いをうるさくチェックする人もいます。
上記の例のとおり、aとtheを間違えるとニュアンスが大分違ってくるからです。

しかし、上記の例でいうと、どちらも「わたし」は「生徒」であることがわかります。
つまり意味は通ります。
従って、人によっては、意味が通るから取りあえず全然問題ない!という人もいます。

わたしは、後者です。
はじめから、aとtheの違いが完璧にわかる人はいません!
ですから
「aとtheの違いがわからないので喋れないんですよ~」
と言われると残念です。(+_+)

そういう意味では、文法にコダワリ過ぎると喋れなくなってしまうのである程度は荒削りに喋ってください。
その中で、講師に都度直してもらってください。
そうやって量をこなしていけば、何となくパターンが掴めますので自然と正しい英語(正しい文法)が身に付いていきます。

しかし、量をこなして英語を身につけた場合、その文法を説明する力は身につきません。

「なぜ そこに動詞の原型がこなければならないのか?」
「なぜ そこに動名詞が入るのか?」
などと質問されると、
「だって、そうじゃないとおかしいから・・・。」
という感じの答えになります。

これでいいです!!!
「だって、そうじゃないとおかしいから・・・・。」
は、ネイティブが言うセリフです!
ネイティブの様に文法が身に付いているのなら、それでok!よっぽど、難しいテストに挑むとか、英語の先生になるとかでなければそれで良いと思います。

日本人でも

「わたしは生徒です」 と
「わたしが生徒です」

を文法的に説明しろと言われて、明確に答えられる人は殆どいません。

なんとなくおかしい。
なんとなくあってる。
そんな感覚を身につけると思ってください。

リーディングとライティング

結論として、英文法をやる場合はよっぽど暗記が得意な方以外はリーディングなどを併用して量をこなしていくのが一番の近道です。
そして、文法にはこだわり過ぎないのが良いです。文法にコダワリ過ぎて話せないのは意味がないです。
スピーキングにおいては、完全な文章でなくても話は進んで行きますので
表現や単語を多く持っていれば会話は出来ます。

しかし、ライティングは違います。
ごまかしが効きませんのでライティングは覚えた文法を試すのに良い方法です。
ワンナップではライティングのチェックをホームワークでやっていますので生徒の皆さんはうまく利用してください。
ライティングだけは、ネイティブでなければチェックが出来ません。
文章をたくさん書いて、正しい英文を作る技術ができればコッチのものです。

スクールではそれぞれの方にあった英文法の勉強法も紹介しますのでぜひ受付にてご相談ください。
文法をマスターすると、TOEICなどの資格試験でも効果が出ます。

がんばってください!!

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