クリエイティブ本部 永山 健太郎様

英語研修を検討し始めた背景を教えてください。

クリエイティブ本部が公募による海外デザイン事務所研修を実施したことがキッカケでした。クリエイティブの世界では自身をステップアップさせるために色んな会社に行ってインターンをしたりして経験を積むことがあります。ただ、そういった経験にはインハウスだとなかなか恵まれません。そこで自分で海外のデザイン事務所を探して、テーマを見つけて来た人たちにはそういう機会を与えよう、というプログラムです。駐在の前のステップの様なイメージ。なので当然、英語が必要になる。
またこの研修の過程で、前段階として英語教育サポートも必要との声が上がりました。部門のグローバル化もあり、現時点で英語が必要ではなくても将来的に必要になります。結果として全てのクリエイティブ部員が参加できる英語研修を検討することになりました。

どのようにワンナップの研修を見つけたのですか?

まず、研修生たちがクリエイティブな人たちなので、マーケとかにフォーカスして尚且つカスタマイズできる運営能力のあるところが良いと思った。クリエイティブの人達って自分たちの領域かどうかとかいうところに凄くこだわりを持って仕事をしているので関心を持ってくれないとなかなか自分事化してくれない。研修がアカデミックなほど拒否感が出てしまうと思ったのでビジネス寄りのカチカチのところは省きました。
マーケティングの領域でのノウハウがあることと、決まった教材を使うのではなく、うちのクリエイティブ仕様にカスタマイズできるかという2点で探したところ、宣伝会議さんとのマーケティング英会話をやられていた御社を見つけました。

導入に至った理由を伺えますでしょうか。競合になり、デモレッスンを行いましたが。

3、4社との競合になりましたが、決め手は、営業の人にお話ししたものがちゃんと消化されて、プログラムにしっかり反映されていたかどうかというところ。御社と他社さんとの一番の違いは講師と営業の人の距離感だと思います。ここは僕的には、実際には中々難しいだろうと思っていたポイントでした。でもここなら効率の悪さを厭わずに、新しいチャレンジに一緒に内容の構築からわがままなカスタマイズまでお付き合いしてくれそうだと感じました。

講師の質も判断基準に入りましたか?

講師に関しては、デモレッスンに参加した人たちにヒヤリングをしてチェックしましたが実はそこまで差は無かったですね。それよりも重視したのはお話ししたことがどこまで反映されたレッスンになっていたかというところ。デモレッスンなので、例え良いレッスンをしてくれたとしてもこれからもずっとその講師が来るとは限らないですし。

研修中の研修生の印象を教えて下さい。

楽しみながら前向きに取り組んでいたと思います。

多くの企業で研修を実施していますが、御社を客観的にみると朝早いのにみなさん楽しみながら頑張られていたなという印象が強いです。

最後にプレゼンの発表会を実施したのも良かったですね。クリエイティブの人たちって仕事の中で当然のようにプレゼンをしているのでそれ自体は上手なんですよ。だけど英語になった途端にそれが上手くできなかったり、あるいは自分の言葉で語れないせいで人任せになっちゃったりしている事があります。

それが、発表の場で自分の言葉であれだけの時間喋れるようになって、プレゼン発表に参加してくれた部長が、研修に参加した社員みんなのがんばりに感動したって言ってくれて、あれは嬉しかったですね。
結果としてみんなとても喜んでくれて、ワンナップの皆さんへ感謝の会を実施する事になりました。彼らが率先してクリエイティブ以外の人たちを対象にそういった会を企画した例は他になくて、本当に参加者の人たちはワンナップの皆さんに感謝していたと思います。

感謝の会は本当に有り難く、楽しい時間を過ごさせて頂きました。2年目の研修も皆さん楽しんで参加されていましたね。

2年目に繋がったっていうのは実は想定外でした。2年目は1年目と違い、参加者は費用を半額負担ということにしたので実はかなり不安だったんですが、蓋を開けてみたら1年目より多くの人が参加してもらえて良かったです。まあその分スケジューリングに結構苦労したんですけど(笑)

今回の研修の成功要因はなんだったと思いますか?

多分大きくは2つで、環境的なものの後押しと、全然おべんちゃらとかじゃなくってやっぱり講師の人たちの誠心誠意のフォローだと思うんですよね。苦手意識がある英語に対して、最後のプレゼンするってところまで持っていく為に、プレゼンの添削して、書きこんだものを返してもらって、音声データまで用意して準備するっていう。ゴールまで寄り添ってやってもらえたって言うのが多分参加者の目から見たらやっぱり心強かったと思います。あとは社内的に部門長が中心になって英語学習を後押ししてくれて、公の場で参加者の人たちをプッシュしてくれたりしていて、そういう後押しも大きかったです。

研修講師(ネイティブ及び日本人)や法人担当のサポートはいかがでしたか?

英語のプロフェッショナルな講師と、学び方をフォロー頂ける日本人アドバイザーの存在は参加者にとっても心強かったと思います。特に担当の方は、時間外に個別の質問や添削に対応頂き、頭が下がる思いでした。

研修を終えて満足した点について教えて下さい。

参加者の多くは、存在感が増し、活躍頂いているように私の眼には映っています。そういう意味では自己啓発に対する自主性が変わってきたと思う。大げさに言うとカルチャーを変えられたんじゃないかなと思います。
今まではそれぞれがそれぞれの分野で必要な講習とかっていうのを中立的なポジションの人がお膳立てをしてみんな何となく参加して・・・、という雰囲気だったんですが、今回は手挙げ式でやってもらって、今回参加したことで自分で情報をとっていって成長していかなきゃいけないんだっていうことに気づけた転換点になったんじゃないでしょうか。

他社の人事の方に英語研修を導入する上でのアドバイスをするとしたら、どの辺がポイントになると思われますか?

どういう集団に対して研修をするかっていう所によると思うんですけど、それなりの人数(1000人以上とか)ってなるとそれなりに仕組み化された組織力が必要になると思います。ですが、ある程度限られた人数でやっていくときには、企画の構築力やカスタマイズ力、また研修を実施する側の雰囲気づくりも重要だと思います。あとやっぱりちゃんとこう受講者が付いて来ているかどうかって言うのを見てくれたらいいなと思います。ちょっと難しいテキストを見て、これくらいの目標だったらここまで頑張ろうって鼓舞したりとか、ちょっとレベルを下げたりとか微妙な塩加減ができるかっていうのはレベルの違う受講者をまとめてもらうには大事な所だと思うんです。どうしても個人差が出てくるところで、その出てきた個人差に対してどこまで真摯にフォローできるかっていうのがもう本当に講師の方とアドバイザーの方の熱意だと思う。そういう所を見てパートナーを探されるといいのかなと思います。

最後に、今後の目標を教えて下さい。

会社として、デジタルの領域でもやっていかないといけない。一番変化の速いアメリカなんかはもうデパートとかの売り場がアマゾンにやられて物凄い数の店が閉鎖しています。日本ではまだまだドラッグストアとかの売上も高いけどインターネットでの売上も伸びてきています。アメリカのデータでは化粧品の購入者の83%は店舗に行って商品を見る前から、ネットで商品をチェックすると言われています。

ネットでのタッチポイントをカバーするために1つのブランドにつき情報発信する量が今までの4倍くらいになっていると思うんです。時代の変化は1年とかっていうスピードよりも速く変わっていっているんで、そこに対して如何に早く回していけるかというところ。もう二重苦ですよね。英語だけじゃなくてデジタルもかよーって(笑)

そうですね(笑)。本日はお時間を頂き、ありがとうございました!

今回インタビューにお応え頂いた永山様は研修の企画段階から、現実的で効果的なカリキュラムを一緒にご検討頂きました。また、早朝に実施した殆ど全ての研修にオブザーバーとしてご参加、確認頂き、研修内容のフィードバックやプログラムのブラッシュアップのご提案を頂いております。より良い研修実施の為に多大なご尽力頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

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