ズバリ『DUO』はお勧めです!

今回は具体的な勉強の仕方です。

初中級~中級~中上級の方には市販の参考書「DUO 3.0」アイシーピーをやることをお勧めします!
スクールでカウンセリングを受けている人は、この教材を勧められた人が多いのではないかと思います。
この教材は良いです。何が良いかと言うと、

① まず文章があって
② 単語を覚える

というスタイルだからです。

前述したとおり、文章から入らないと単語は使いにくいです。
単語は出てくるけれども、文章が出来なければ結局喋れませんので。
通常の単語教材は単語ありきで学ぶ形式のものが多いのですが、DUOは違います。
文章ありきで、その単語が解説されています。これは実用的です。
しかも出てくる単語のチョイスがとても良いです。本当にキーとなる単語をうまく選んであります。
DUOでは、現代英語の重要単語1600個と熟語1000個を何と重複なしで560本の基本例文に凝縮しています!!
これはかなり中身が濃いです。

決してわたしはDUOのマワシモノでも営業マンでもありません。。。
が、この教材は優れていると断言します。

DUOをやり始めると、あなたのリアクションは以下2つのどちらかでしょう。

① おっ、結構面白い!
② うわっ、何コレ。面倒くさっ!

そして多くの人のリアクションは②です。(T_T)
かなりの確率であなたも②のリアクションをしそうな気がします。

でも頑張ってトライしてください。
やっている内に、①になってくる場合があります!
しかしそれでも残念ながら楽しくならず、そのまま面倒臭くっても、気合でやってください。
何故なら、この教材は大切な頻出単語が効率よく身に付くからです。

でも自分にはこの教材はちょっと難しいなぁ・・・・と思った場合はやめてください。
もっと自分のレベルにあった教材を使う方が良いでしょう。
この教材は問題集ではありません。
どのように使うのが良いかと言うと、ただひたすら、書いて覚えるのが良いと思います。
単語を書くだけではなく、必要に応じてキチンと文章を書いて覚えて下さい。

これをやるだけで、TOEICの点数が上がったり、使える単語・言い回しが増えてきたりします。
地道ですが、効果的な教材としてトライしてみてください。単語量が増えれば、理解力や会話力が上がっていきます。
英語の総合力に直結しますので、ぜひ一度お試しください。

実は単語がポイントではないことも

スクールでは良く、

「単語がパッと出てこないんですよね~」

というコメントを耳にします。
またそう思っているからこそ、
このコラムを読んでいるという人も多いと思います。

しかし、足りないのは本当に単語でしょうか?
「パッと英語が出てこない」ことを単語力のせいにしてはいけない場合があります。
それは例えば、

あなた(久し振り!って、言いたいけど、何て言うんだっけ?)

「・・・・うーんと、えーと、・・・・ハ、ハーイ!ハワユー?」 (汗)

ネイティブ「オー、ロングタイムノーシー!」

あなた「ロッ!ロングタイムノーシー!」
(そっか、ロングタイムノーシーかぁ。やっぱり単語力ないなぁ、わたし。)

という感じではありませんか?

この場合、単語力が無いのではありません。
パッと出てこないだけです。
なぜならば、「そっか、ロングタイムノーシーかぁ」と思っているからです。
つまり本当はその単語(表現)をあなたは知っていたのです。

日本人学習者は、実は多くの単語を知っている可能性があります。
しかし喋れないので、思わず「単語力がない」と思ってしまいがちです。
でも実際は単語を知っているので、問題は「単語力がない」ことでは無い場合があります。
本当の問題は「パッと喋ろうとしてしまっている」ことです。

何が言いたいのかと言うと、こういうことです。
日本語で話すときも普通は以下のようなやり取りになっていると思います。

友人「ねー、旅行で行くならどの国がいい?」

あなた「そうねぇ、最近行ってないから特にコレっていう国はないけどー。どこかあったかしら。」

友人「いや、今度長期の休暇が取れたからどこか行こうと思って。」

あなた「いいわねー。そうね、買い物したいんだったらハワイとかいいじゃない?」

友人「えー、やっぱハワイっていいの?行ったことある?」

あなた「うん。何年前かな。ちょっと忘れたけどすごく良かったよ」

はいっ。
おわかりですか?

普通の会話では日本語でも言葉がパッと出てきてないんです。
その代わりに
「えー」 とか 「そうねぇ」 とか 「特にないけどー」 などと言って時間を稼ぎながら、考えて話しているのです。
逆にこんなパターンはありえません。
以下、同じ内容の会話で、パッと出てくるバージョンです。

友人「旅行で行くならどの国がいいですか?」

あなた「ハワイがいいです。買い物に最適デス。」

友人「ハワイに行ったことありますか?」

あなた「あります。3年前です。とても良かったデス。」

こんな会話ってありますか?
逆に不自然です!
普通の人は、日本語でもパッと出てこなくて当たり前です。
みんな考えながら話してますから。
ですから聞かれた質問に対してすぐに答えられない前提で言ってください。
逆に「えー」 とか 「そうねぇ」 とか 「特にないけどー」という言葉を英語で言いながら、考えて話してみて下さい。

友人「Do you have any recommendations for travelling?」

あなた「Well..., I don't know. Why?」

友人「I'm planning to travel because I'm taking a big holiday soon.」

あなた「Oh great! Well, I think, you know, Hawaii is a good place for shopping.」

友人「Oh, is it? I've heard that Hawaii is one of the best places to go. Have you been there before?」

あなた「Yeah, I've been there. I forgot when I went there though. But it was really great.」

という感じになります。
難しい単語は使っていません。

Oh great! Well, I think, you know,

なんかは、
「へー、すごーい。 じゃあ、あのー、ほら・・・」
という感じです。

ここをパッと
「ハワイがいいです。買い物に最適デス。」
みたいに答えたら、逆にキモチ悪いです。

ですから、単語をヤミクモに勉強しても、やっぱりパっとは出てきません。
それよりも、外国人の自然な話し方をマネていく方が流暢に話せるのではないでしょうか。
ネイティブだって、パッと話しているわけではないのです。
そうねー、 とか だからー、 とか言いながら話しています。
そういった"リズムを取る"表現を、ところどころに入れて話すとストレスなく話せるようになります。

ということで真面目に答え過ぎず
日本語の時と同様な感じで話してみましょう!

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