結局のところ、地力をあげないとダメ

また、ビジネス英語を喋れるから優秀!というのは幻想だと考えて下さい。
わたしの経験では英語がうまいだけの人よりも英語が下手でも、仕事が出来る人の方が優秀だと思っています。

でも、もちろん同じ仕事力であれば英語力がある方が良いに決まってます。
わたしが言いたいのは、英語力だけが全てでは無い!ということです。
ビジネス英語は仕事力の一部と考えて挑むのが良いです。

では、長らく書いてきましたが具体的な勉強方法です。これは、実際に何関係のお仕事をしているかによってやる内容が変わります。また今の英語力がどれくらいかによっても違ってきます。

ワンナップで言うレベル1・レベル2の人は英語の総合力を上げる勉強に注力するのが良いと思います。レベル3以上の方は、以下を参考にして下さい。まず、

接客業か
システムエンジニアか
技術者か
営業か
管理か
マネージメントか
企画か
資材調達か
カスタマーサービスか
医者か
看護師か
教師か
コンサルタントか

など、
自分が置かれている状況を考えて下さい。
それによって必要な英語群が変わります。

そして、本気で勉強をしようと思ったらまず紀伊国屋に行ってください。思った以上に、分野別のテキストが売っています。(普通の本屋では売っていません)
仕事で効く内容を自身の目で見て判断し、テキストを購入してください。それをやるのが一つの方法です。

しかしながら、すでに仕事で英語を使っている状況であればルーティンワークのやり取りくらいはもう英語でやっている方が殆どでしょう。
そういった方々が良く言われるのは

「イレギュラーが起こった時に対応できない」
「スモールトークが出来ない」
「ちょっとしたことが言えない」
「ニュアンスが伝えられない」

などです。

これは、実はどんなに英語で専門用語が言えても
英語の総合的な実力がないと対応できないのです。(だから、まずは地力のアップを!)
こうなってくると、英語的には以下のスキルを伸ばすことが必要です。

・パッと言える、日常表現を増やす
・関係代名詞を含んだ文を瞬時に話せる
・過去完了形・未来完了形を普通の会話でも使用できる
・仮定法を理解し、可能性に応じて使い分けられる
・英語にしかない表現を沢山知っている
↑これは重要です。

ビジネスで複雑な事を話す時に必要になります。
ビジネスでは曖昧に済ませられないことがありますので正確に物事を伝える能力が求められます。

しかもこれは、ビジネス英語というカテゴリーではありません。文法というカテゴリーの方が正しいのではないでしょうか。
当然、日常会話でも上記の能力が求められる時はありますので結局英語の地力がなければダメだということです。
複雑なことを正確に表現する為に新聞や洋書などを多読してインプットし、ライティングによって実際に表現していくと良いと思います。

深みのある英語を話すには

小学2・3年生の子供は日本語がうまいですが、以下のようなことは言えないでしょう。

「確かに言われる意味はわかりますが、今回問題になっている件は、そそも昨年からの金融不況に端を発しており当社としても最大限の努力をしている最中です。
来年の春までには解決していると見ていますが現在のところなんとも言えない状況です。」

どんなに流暢に言葉を喋れても、言語のレベルには何段階も上があります。
日本の小学2・3年生は日本のテレビを見て笑ったりすることは出来ますが、全ての日本語を完璧に理解しているわけではありません。
英語も同様に、ある程度流暢に正確に喋れても、全てを網羅しているわけではないのです。

子供は高校を出るまで、ずっと「国語」を勉強するわけです。
それでやっと一般的な言語能力を習得します。
日本人が英語を勉強する場合でも、それぐらいの「英語量」に接するつもりがないと深みのある英語は話せません。

しかし、わたしたち大人は色々な経験を沢山していますし、豊かな日本語力を持っていますので、もちろん量は必要ですが実際はそこまで量を入れなくても何とかなると思います。
要は、ビジネス英語は経験というバックグラウンドがないと活きた英語にはなりにくいということです。

英字新聞は有効

そんな中で、ある程度使える勉強法。
それは英字新聞です。
単語群がビジネスで応用しやすいものがとても多いです。
日経新聞を全く読まないで、日本のビジネス界で生きていくことは難しいです。
同様に、英字新聞にも仕事で使える知識・言語が沢山つまっています。
始めは大変ですが、慣れてくると読めるようになります。
日経新聞を読み始めた頃のように地道に読んでいれば徐々に読めるようになると思いますので今の英語力がTOEIC700点以上なら取り組める勉強法です。

それから、TOEICの問題を解くのも意外と良いです。
TOEICでは商業英語を試してきますので、出てくる表現・単語群が仕事で使えるものが多いというのが実感です。ぜひそういう意味で挑戦してみてください。

ビジネス英語の最終目標

もちろん、リーディングをしただけで喋れるようにはなりませんので英会話教室などで、フォローアップをする必要があります。
特に、思い違いで使った表現で致命傷を受けると良くないので英会話教室では、表現の使い方などを確認しながらスピーキング能力を向上させていってください。

やはり、机上の空論だけではコワいです。
仕事で英語を使っていて、英語力が低かったが為に失敗するのは避けたいところです。
ですから、ビジネス英語をやる場合はホンモノの英語力を身につける勢いで行きましょう。
仕事がきっかけで英語が話せるようになったら、それこそ儲けモノです。

わたしも死ぬ思いで会議・プレゼン・商談を英語で経験した結果、英語が身につきました。
そのおかげで今では海外旅行も楽しいです。
現地の人と他愛もない話を英語で出来る実力がついたからです。

ぜひ仕事力の一環として、英語に挑戦してください!きっとその英語力は、あなたの人生にとって財産になることと思います。

 

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